|
過去のシンポジウム
日時:2007年03月23日(金)、24日(土)
場所:電気通信大学 総合研究棟(メディアパーク)301
★大勢のご参加ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
第1回 E&Cシンポジウム プログラム
3月23日(金)
13:45−14:00 オープニング
伊藤毅志(電気通信大学)
14:00−15:30 一般講演1 座長:坂本真樹(電気通信大学)
1-1.眼球運動測定によるニュースサイト挿入型インターネット広告に関する研究
竹山友梨、坂本真樹(電気通信大学)
1-2.生体信号によるユーザと人工物とのインタラクション評価
棟方渚、小松孝徳、櫻沢繁、塚原保夫、松原仁(はこだて未来大学)
1-3.マルチプレイヤー型コンピュータゲームにおいて
時間の流れる速度をプレイヤー間で差異化する新手法
松倉淳(電気通信大学)
1-4.Web探索手順を記述するためのスクリプト言語
高嶋 活輝、鈴木 貢、中山 泰一(電気通信大学)
1-5.語の意味を考慮した比喩的意味の処理過程に関するコネクショニストモデル
水岡 良彰(電気通信大学)
1-6.チャットエージェントを用いた質問回答システム
浜田正裕(電気通信大学)
15:45−17:00 一般講演2 座長:西野哲朗(電気通信大学)
2-1.量子ゲーム理論の大貧民への応用について
大久保誠也、西野哲朗(電気通信大学)
2-2.一人思考ゲームにおけるゲームデザインの比較
蛭田雄一, 但馬康宏, 小谷善行(東京農工大学)
2-3.数独難易度評価のためのプレーヤ知識の認知科学的分析
橋爪浩二、伊藤毅志(電気通信大学)
2-4.モンテカルロ法を用いた5五将棋システム
新沢剛、伊藤毅志(電気通信大学)
2-5.学習者の知識を直観的に記述できる5五将棋システム
滝沢洋平、伊藤毅志(電気通信大学)
3月24日(土)
10:00−10:45 一般講演3 座長:村松正和(電気通信大学)
3-1.作りかけ新型将棋ゲームと「次の一ルール問題(ルールの次の一手)」
長谷川 隆(日印交流を盛り上げる会会員)
3-2.単貧民あるいは詰め大貧民の提案
西野順二(電気通信大学)
3-3.コンピュータ囲碁における局所的なヨミを用いた群分割について
山崎大輔、橋本千裕、村松正和(電気通信大学)
11:00−12:00 招待講演1 司会:内海彰(電気通信大学)
「暗黙知の探究:認知科学の使命」
諏訪正樹氏(中京大学)
概要
最初から普遍的知を求めることで暗黙知の研究を進めることはできないと考える。まずは、状況性や身体固有性を孕むケーススタディを実践的に構成する試みの中に、暗黙知を探求するための重要変数を見いだすことから始める必要がある。個のなかに普遍を見いだす研究態度である。メタ認知方法論はそのための一手法として有望である。認知科学に課せられた使命は、ケーススタディがケーススタディを生む伝播の方法論を構築することを通じて暗黙知の探求を進めることにあると主張したい。
13:30−15:00 パネル討論
「コンピュータ将棋の過去、現在、未来」
司 会:松原 仁氏(はこだて未来大学)
パネリスト:勝又清和氏(日本将棋連盟プロ棋士五段)
瀧澤武信氏(コンピュータ将棋協会会長、早稲田大学)
保木邦仁氏(将棋ソフトBonanza開発者)
山下 宏氏(将棋ソフトYSS開発者)
概要
ここ数年のコンピュータ将棋の棋力の向上は目覚しく、既にアマチュアトップクラスに迫り、プロ棋士に肉薄するレベルになってきた。本パネル討論では、まずは、コンピュータ将棋協会会長である瀧澤氏にコンピュータ将棋の歴史と現状についてお話いただき、コンピュータ将棋開発者の山下氏からコンピュータ将棋選手権で長きに渡って活躍されているソフトYSSに関する技術的解説をしていただく。さらに、昨年、世界コンピュータ将棋選手権で初出場初優勝という華々しい活躍をしたBonanzaの作者保木氏から技術的な解説をしていただき、3月21日に行われる歴史的対局「渡辺竜王 VS Bonanza」戦の棋譜と思考ログを保木氏からご紹介いただき、コンピュータ将棋大会を長年観戦・解説してこられたプロ棋士の勝又氏からコンピュータ将棋の実力について解説していただく。
その後は、松原氏の司会のもとコンピュータ将棋の現状の問題点、将来の展望について会場も交えつつ議論を進めていく。
15:30−16:30 招待講演2 司会:伊藤毅志(電気通信大学)
「ヒューマンエージェントインタラクションにおけるデザイン
−インタラクションにおけるカップリングと認知−」
小野哲雄氏(はこだて未来大学)
概要
本講演では、人間と円滑にコミュニケーションを行うことができるエージェントやロボットを設計するための手法を紹介する。これらの手法においては、人間と人工物との間に構築される関係(カップリング)に注目する。具体的には、まず、メディア間を移動するエージェントによって人間と関係を構築する手法を紹介し、次に、人間とロボットが同調的な身体動作をとおして関係を構築する手法を紹介する。さらに、2人の人間とロボットによる三者間の社会的なダイナミクスにより関係が構築される研究を紹介する。これらの研究をとおして、人間と円滑なコミュニケーションを行うことができる人工物をデザインするためには、それらに高度な知能を持たせること以上に、人間と関係を構築することが重要であることを示す。
16:45−17:45 招待講演3 司会:西野順二(電気通信大学)
「ジャグリングと科学的概念」
松浦昭洋氏(東京電機大学)
概要
複数の物を投げ上げて巧みに操る芸当はジャグリングとして知られる。古くから遊戯やパフォーマンスとして世界中で行われているが、近年、新たなジャグリングが発見、創作されたり、数学、物理、制御、脳科学などの様々な分野でジャグリングに関する科学的探究が行われたりするなど、多様な進展を遂げている。本講演では、ジャグリングの歴史や道具の種類を簡単に紹介するとともに、ジャグリングパターンの数学的表記法など近年始まったジャグリングの科学的な取り扱いや講演者自身のジャグリング創作の取り組み、その科学的側面などについてお話しする予定である。時間とスペースの許す限り、映像や実演を交えたものとし、進退と物体と時空間を用いた表現であるジャグリングならではの講演(公演)としたい。
|
|
|
|
|
|